2012年3月8日木曜日

SSI対策

初期研修医勉強会 担当:M先生

「SSI(Surgical Site Infection)について」

・CDCのガイドラインより定義
  ・術後30日以内に発生した手術関連の感染症
  ・人工物挿入手術については1年以内に発生したもの。
・切創部感染、臓器感染、体腔感染など。
・予防のために・・・気を付けることがいろいろあります。
・よく使われる抗生剤についてまとめてきました。
・「セファメジン」
  ・CEZ
  ・グラム陽性球菌。黄色ブドウ球菌(非MRSA)に効力あり。
  ・中枢移行性悪い。
  ・腸球菌、リステリアには効かない。
・「セフメタゾン」
  ・CMZ
  ・セファマイシン系。第二世代セフェムと同じ。
  ・嫌気性菌にスペクトルを持つ。
  ・飲酒によりジスルフィラム作用あり。
  ・VitK欠乏の副作用が報告されている。
・「フルマリン」
  ・FMOX
  ・オキサセフェム系。セファマイシン系とほぼ同じ。
  ・セフメタゾンとフルマリンの違いは?
    →どちらもペプチドグリカン合成阻害。
    →スペクトルはほぼ同じ。
    →フルマリンの方が値段が3倍ほど高い。
・「メロペン」「フィニバックス」
  ・MEPM&DRPM
  ・カルバペネム系。広域スペクトル。
  ・ESBL産生菌、AmpC産生菌のfirst choise。
  ・効かないものに注意。
    →MRSA、VRE、E.faecium、マルトフィリア、C.difficile、・・・
  ・バルプロ酸飲んでる人は注意。
    →バルプロ酸の血中濃度低下、痙攣起こす可能性。
・「ダラシン」
  ・クリンダマイシン
  ・グラム陽性球菌、嫌気性菌、マイコプラズマなど。
  ・βラクタムアレルギーの人などに使う。
  ・壊死性筋膜炎では毒素産生抑制目的に併用される。
  ・偽膜性腸炎を起こしやすい。
・「バンコマイシン」
  ・VCM
  ・グリコペプチド系。MRSAに効力。
  ・Redman Syndrome
    →急速静注でヒスタミン分泌、血圧下がって真っ赤になる。
    →1時間以上かけて緩徐に静注。
  ・TDMしましょう。
  ・耳毒性、腎毒性に注意。

「ブレイク」
・自己紹介
・神崎郡福崎町
・神大医学部ラグビー部について
  →iPS細胞の山中教授もOBです。
・ガンダム好きです。
  →ガンプラ作ってます。

・各科のSSI予防の抗菌薬投与について
  →表皮由来のGPCに対してはCEZを。
  →口腔内嫌気性菌、腸内嫌気性菌が問題ならCMZを。
・抗生剤投与のタイミング
  →皮膚切開の60分前に入れ終わる。
  →駆血帯を使う手術は駆血帯使用前に。
・出血1,500ml以上出た場合は追加投与を。
・帝王切開では臍帯クランプ後に。
・手術後24-72時間以上は投与しない。

・腎機能悪い人は?
  →CEZなら、CCr 20-50で8時間毎、CCr 20以下で16時間毎。




   今日、どなたか先生が使われたようです。