2012年3月21日水曜日

Echocardiography

麻酔の問題集  担当:H先生

「Echocardiography」


問題1:前負荷の指標となるものは?・・・CVP、PCWP、TEE、SvO2、尿量
  ・CVPはいろいろなパラメーターの影響を受ける。
  ・尿量は前負荷が減っても保たれることが多い。
  ・TEEによる左室拡張末期容積計測→前負荷の指標

問題2:心筋虚血の計測
  ・心筋虚血が起こると?
  ・Perfusion defect→拡張障害→局所壁運動異常→ECG変化→胸痛
  ・TEEにより拡張障害、局所壁運動異常がチェックできる。
  ・ECG変化までには数時間を要することも。

問題3:TEEでの胸部食道上行大動脈短軸像が有効な病態
  ・PE、上行解離、肺血流評価、ガンツの位置など。

「ブレイク」
  ・TEE講習会@東京に参加してきました。
  ・思ったより会場がゴージャスだった。
  ・エコーの原理はやっぱり難しい。
  ・基本的な内容が多く、初学者にはありがたかった。
  ・異常に見える正常構造物は、実物画像を見れてよかった。
  ・LVADが熱い。
  ・3Dには結構な時間を割いていた。やっぱりMRが多い。
  ・スライドと配布資料がバラバラでわかりにくかった講義も。
  ・そもそもわからせる気のなさそうな先生の講義も。

問題4:左室収縮機能評価
  ・左室収縮能は前負荷、後負荷、心収縮力の影響を受ける。
  ・局所壁運動より収縮期壁肥厚に注目。
      →局所壁運動はブロック、Pacing、テザリングなどの影響を受ける。
  ・見た目のEFで大まかな判断。
  ・MRがあると過大評価、ASがあると過小評価。

問題5:ベルヌーイの公式
  ・CVPとTRjetの速度から収縮期肺動脈圧を計算する問題。



  研修医の先生。ファイバー挿管を経験しました。