2012年3月4日日曜日

重症患者の輸血

麻酔科勉強会  担当:Y先生

 「重症患者の輸血について」

・TRICC study(1999 NEJM)
  →輸血制限群と輸血自由群の比較、制限群の方が死亡率低い。
  →Hb 7-9g/dlくらいに保つ。
  →虚血性心疾患や脳梗塞の人はこの類ではないかも。
・虚血性心疾患の人の輸血は?
  →心臓外科術後の輸血基準については明確なevidenceなし。
  →JAMA 2010.Octの論文を紹介。
     ・リベラル群(Hct<30)と制限群(Hct<24)の比較。
     →輸血単位数と30日死亡リスクに関連あり。
     →輸血制限の有無は予後に影響を与えなかった。
・Hct 30、Hb 10がダメなのは?
  →輸血製剤そのものの副作用、製剤の酸素運搬能低下、など。
  →2,3-DPGは2週間で枯渇する。
  →酸素解離曲線の左方移動
  →末梢組織での酸素リリース悪化
  →他にも赤血球の変形など。
・免疫修飾現象
  →非溶血性発熱、CMV感染、抗HLA抗体産生血小板不応症
・Hct 24がひとつの指標になる?
・術中は刻一刻と状況が変わるので、実際の対応は難しいかも。

ブレイク:
・西市民病院の3か月を振り返って
・集中治療医学会報告