フィードバックカンファレンス 担当:A先生
「症例ふりかえり」
・整形外科の腹臥位手術
→tubeが抜けないように厳重に固定
→抜管時にテープを剥がしたところ、表皮剥離を起こした。
・テープリムーバーを使用する。
・愛護的に剥がす、など
・肝臓切除、術中突如血圧300台に。
→副腎表面からの止血にラジオ波を使っていた。
→熱が副腎深部に届いて内因性カテコラミンが放出されたため。
→表層はバイポーラーで焼いた方が。
・特に既往のない30代女性の婦人科手術
→手術開始時の血ガスで低カリウム。
→術中補充。
→さらに低カリ進行。
→多型性PVC多発。
→RonTからVFに。CPR、蘇生。
→急速に進行した低カリの原因は不明。
・「術中心停止について」
・全ての原因:0.058%、麻酔が原因:0.0038%
・MI、coronary系トラブル 6.8%、不整脈 7.2%、PE 1.6%
・麻酔が原因のもの
→気道系(換気、CICV)、クスリ、循環血液量不足、CV合併症。
・指輪が抜けなかった患者さん。
・指輪をはめて手術すると・・・
→火傷のリスク、術後の浮腫で指が壊死するリスク。
・ひもを使った指輪の外し方。
・イソゾール静脈炎疑い
→イソゾール導入後、点滴ラインに沿って発赤。
→キシロカイン、ステロイド使用、軽快。
・呼吸器外科の手術
→術前診断では腫瘍。
→実は膿瘍。
→喀痰でガフキー(+)。
・麻酔科医は挿管時など喀痰暴露の可能性。しっかり予防を。