2012年3月9日金曜日

麻酔器、麻酔回路、気化器

麻酔科勉強会   担当:S先生


「麻酔器、麻酔回路、気化器」

・基本構造:麻酔器+呼吸回路
・Aestiva Workstationの内部構造
・笑気&酸素が気化器を経由して呼吸回路へ
  →酸素フラッシュ回路は気化器をバイパス
・気化熱、比熱、熱伝導速度など
  気化熱:1gの液体を気体にするのに必要な熱量
  比熱:1gの物質の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量
     →麻酔薬が気化する過程で麻酔薬の温度は低下する
     →麻酔器内では比熱の大きな金属が必要
  熱伝導度
     →気化器内の温度を一定に保ちたい
     →熱伝導度の大きな金属が使われる。
・いろいろな吸入麻酔薬の蒸気圧曲線
  →セボは20℃で200mmHg
  →飽和させると大気圧760mmHgでは26%
  →飽和させると濃度高すぎる!!!
・可変式バイパス気化器
  →気化器に入る回路と、バイパス回路がある。
・温度補正機構の仕組み
・バイメタル
  →熱膨張率の異なる2枚の金属板を重ね合わせた構造
  →温度の変化によって曲がり方が変化する性質を利用
・デスフルランについて
  →飽和蒸気圧はセボの3-4倍
  →MAC 6-7%
  →一定期間に蒸発する量はかなり多い。
  →使用量が多いので気化器の温度が下がりやすい。
  →専用の外部熱源が必要
  →だから専用の気化器じゃないと使えません。
・デスフルラン気化器
  →100mlの担体ガスが流入するとデスフルラン833mlが流出

「ブレイク」
・大規模study名がだじゃれっぽい気がする。
  →SAFE、ALIVE、ARREST、NICE-SUGAR
・首長族に挿管
・シーナ・アイエンガー「選択の科学」

・呼吸回路の基本構造
・ベローズ上昇式人工呼吸器




     長時間手術、お疲れ様でした。