ICU勉強会 担当:S先生
「アルブミン製剤について」
・SSCGについて
・1990年代、敗血症とは???
・2001年:NISEが設立
・2003年:敗血症の定義
・SSCG 2004
・SSCG 2008
・SSCG 2012
・特に血漿分画製剤(アルブミン/IVIG)
→推奨度と投与基準に変更が予想される。
・アルブミンの生理作用
・体液保持
・抗酸化
・抗炎症、アポトーシス予防
・抗凝固作用
・酸塩基平衡
・種々の物質との結合
・侵襲による血管透過性亢進で浸出したアルブミン
・抗炎症、抗酸化作用により組織障害の増悪抑制
・体液保持による間質浮腫の増悪
・血清アルブミン値が1 g/dl低下
→死亡リスク↑、合併症↑、ICU滞在期間↑
・アルブミン製剤投与について
・Cochrane Injuries Group(1998年)
・Wilkes(2001年)
・Liberati(2006年)
→いずれも死亡リスクはアルブミン投与群で高い。
・SOAP study
・ICU stay、Hospital stay、死亡率はAlb投与群で高い。
・観察研究
・肝硬変、担癌患者が多かった。
・SAFE study
・脳損傷に対するalbumin投与群で 死亡率が高かった
・Severe Sepsisでは有意差なし。
・アルブミン製剤の副作用
・循環血漿量増加
・心機能抑制
・肺水腫
・末梢循環不全
・多臓器不全
・腎不全
・出血傾向亢進
・アナフィラキシー
薬剤師さんに見送られて出張麻酔