ICU勉強会 担当:I先生
「MICSと麻酔科医」
・OPCABGとMIDCABGとMICSとTECABGの違い、知ってますか?
・MID CAB (minimally invasive direct CAB)
・左小開胸によるOPCABG
・1994 Benetti@Argentina
・1996 - @Japan
・創小さい
→疼痛少ない、治癒早い
→ICU退室、退院、社会復帰が早い
・ちなみに胸骨正中切開
→数ヶ月は重い物を持てない、車の運転も控える、・・・
・縦隔炎リスクなし
・美容面に優れる
・CPBの影響なし
・バイパスできる血管は限定(LITA-LAD)
・OPCAB→ムズイ
・MICS (minimally invasive cardiac surgery)
・低侵襲心臓手術
・1995 Cleveland Clinic @Ohio
・CPB用いない
・全胸骨切開をしない
・その両方
→MID CABも含まれる?!
・胸骨部分切開 (hemisternotomy)
・右(or左)肋間アプローチ(→胸骨温存)
→port-access MICS(minithoracotomy)
・MVP,MVR,ASD,myxoma~AVR,基部置換も
・利点
・創は5-10cmと小さい
→ICU退室、退院、社会復帰が早い
・美容面に優れる
・胸骨感染、縦隔炎少ない
・reオペ時のリスク軽減、癒着少ない
・欠点
・術野展開が困難
・緊急時の対応が困難(出血、VF)
・手術時間(CPB時間)が伸びる傾向
・手術手技としては大変だが、患者のQOL↑↑
・麻酔科医(with TEE)の役割かなり重要!!
・分離換気±
・A弁手術
→第3肋間開胸
→心室リード留置難
→最初に麻酔科医がぺーシング機能付きPAC挿入
・CPB…Ao or FA送血⇒、⇒FV(+IJV)脱血
・CSカテーテル、PAベントカテーテル、Ao閉塞カテーテル
→いずれもTEE checkが必要
・心内遺残空気検出
・TECABG
・totally endoscopic coronary artery bypass
・ダ・ヴィンチを使う。