ICU勉強会 担当:S先生
「ICUカンファレンス」
・ヘルペス脳炎→MRI室で痙攣重積→挿管
・原因不明のCK上昇+体温上昇
→四肢の緊満感なし、CTで虚血所見なし
→ダントロレン投与も効果?
→ウイルス疑い網羅的PCRも陰性
→原因は???
「ICUヘマトロジー」
・RCCについて
・TRICC study:輸血目標はHb 7-9g/dlに。心疾患があっても変わらず。
・TRACC study:心臓手術対象。Ht>24に。
・FFPについて
・ASAガイドラインではINR、aPTT 2倍以上の時
・ヨーロッパのガイドラインでは1.5倍以上の時(外傷)
→ヨーロッパのほうがFFPを入れたがる傾向にあるかも。
・FFPをたくさん入れるとINRは1.0まで戻る?
→1.3までしか戻らない。
・フィブリノゲン、クリオプレシピテート
・ASAガイドラインではFib 80-100の時。(2006年)
・ヨーロッパのガイドラインでは150-200(外傷)。
→全体的にはフィブリノゲン濃度をやや高めにするトレンド。
・PCは省略。。。
・トラネキサム酸
・BART trial。高用量トラネキサム酸の使用。
→ 30mg/kg loading、16mg/kg/h持続。
・メタアナライシス(2007)
→211のRCT、n=20,000。
→total 2g以上の群と、2-10gの群では輸血必要性変わらず。
→トラネキサム酸は合計2gまででいいかも。
・RCC:FFP:PC=1:1:1(アメリカ)
・ノボセブン
→半減期があることに注意。
→値段が高い。
・心臓手術術後の抗凝固療法、抗血小板療法について
・CABG
→6時間後にはアスピリン開始。
→プラビックスは意味なし。ルーチンでの推奨はされていない。
→CASCADE trial。
→アスピリン vs アスピリン+WFでも変わりなし。(post-CABG trial)
→ACCPガイドラインではCABGにWFはいらんと。
・PCIの人
・BMS:アスピリン+プラビックス(1-12ヶ月)
・DES:アスピリン+プラビックス(12ヶ月以上)
・弁手術
・生体弁
→リスク無し:アスピリン
→リスクあり:アスピリン+WF
→A-fib、EF<30%、血栓症の既往、凝固が強い、など。
・機械弁
→アスピリン+WF。INR落ち着くまでUFH。
・M弁とA弁での違いは特に触れられていない。