2012年4月25日水曜日

創部感染・感染症

麻酔の問題集  担当:K先生

「創部感染・感染症」

問題1:創部感染の原因菌についての問題
・空気感染する菌について
  →覚え方:結局俺ら空気吸います。
   →結核、レジオネラ、水痘、麻疹
・ICUの空調配管に真菌が。
・芽胞菌
  ・炭疽菌、破傷風菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌
・Principles of Infection
  →Patient、Organs、Microorganism
  ・Patient・・・最適なbioavailabilityを考える。
  ・Organs・・・組織移行性を考える。
  ・Microorganism・・・起炎菌に感受性があるか。
・発熱、CRP上昇
  →悪性腫瘍、膠原病、薬剤アレルギーなどがあり得る。

問題2:予防的抗生剤投与に関する問題1
・SSI(Surgical Site Infection)について
・予防的抗菌剤投与
  →データが足りず議論は多い。

問題3:予防的抗生剤投与に関する問題2
・確実な血中濃度を保つために
   →皮膚切開の前後30分から1時間前に投与する。
・VCMなど投与に1時間以上必要なものは?
   →皮膚切開前に投与完了していなくても容認される。
・整形外科手術でターニケットを巻く場合は?
   →ターニケットを巻く前に投与を完了させなければならない。
・PK/PD理論など。
  ・薬力学と薬物動態学
  ・Cmax/MICタイプ
    →濃度依存的に殺菌作用を発揮
    →Cmaxは調節できる。
    →MICは菌によって固定なので調節不可
    →PAEとか副作用調節とか
    →Cmax/MICタイプの抗生剤達
       →アミノグリコシド系、アムホテリシンB、ニリューキノロン系etc
  ・AUC/MICタイプ
    →濃度依存的に殺菌作用を発揮
    →抗菌薬の血中濃度-時間曲線下面積(AUC) を大きくする。
    →AUCは調節できる。
    →MICは菌によって固定なので調節不可
    →PAEとか副作用調節とか
    →AUC/MICタイプの抗生剤達
       →(バンコマイシン)、ボリコナゾール、ニューキノロン系、etc…
  ・time above the MICタイプ
    →時間依存性に抗菌作用を発揮
    →MIC以上の血中濃度を保てば抗菌作用を持つ。
    →比較的低容量を頻回に。
    →time above the MICタイプの抗生剤達
         →ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、
           クリンダマイシン、(バンコマイシン)、、etc…
・熱病-Sanford guide-について
・帝王切開時のCEZ
   →皮膚切開前?臍帯クランプ後?




   ICU主催:研修医Drに向けた循環勉強会