麻酔の問題集 担当:K先生
「創部感染・感染症」
問題1:創部感染の原因菌についての問題
・空気感染する菌について
→覚え方:結局俺ら空気吸います。
→結核、レジオネラ、水痘、麻疹
・ICUの空調配管に真菌が。
・芽胞菌
・炭疽菌、破傷風菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌
・Principles of Infection
→Patient、Organs、Microorganism
・Patient・・・最適なbioavailabilityを考える。
・Organs・・・組織移行性を考える。
・Microorganism・・・起炎菌に感受性があるか。
・発熱、CRP上昇
→悪性腫瘍、膠原病、薬剤アレルギーなどがあり得る。
問題2:予防的抗生剤投与に関する問題1
・SSI(Surgical Site Infection)について
・予防的抗菌剤投与
→データが足りず議論は多い。
問題3:予防的抗生剤投与に関する問題2
・確実な血中濃度を保つために
→皮膚切開の前後30分から1時間前に投与する。
・VCMなど投与に1時間以上必要なものは?
→皮膚切開前に投与完了していなくても容認される。
・整形外科手術でターニケットを巻く場合は?
→ターニケットを巻く前に投与を完了させなければならない。
・PK/PD理論など。
・薬力学と薬物動態学
・Cmax/MICタイプ
→濃度依存的に殺菌作用を発揮
→Cmaxは調節できる。
→MICは菌によって固定なので調節不可
→PAEとか副作用調節とか
→Cmax/MICタイプの抗生剤達
→アミノグリコシド系、アムホテリシンB、ニリューキノロン系etc
・AUC/MICタイプ
→濃度依存的に殺菌作用を発揮
→抗菌薬の血中濃度-時間曲線下面積(AUC) を大きくする。
→AUCは調節できる。
→MICは菌によって固定なので調節不可
→PAEとか副作用調節とか
→AUC/MICタイプの抗生剤達
→(バンコマイシン)、ボリコナゾール、ニューキノロン系、etc…
・time above the MICタイプ
→時間依存性に抗菌作用を発揮
→MIC以上の血中濃度を保てば抗菌作用を持つ。
→比較的低容量を頻回に。
→time above the MICタイプの抗生剤達
→ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、
クリンダマイシン、(バンコマイシン)、、etc…
・熱病-Sanford guide-について
・帝王切開時のCEZ
→皮膚切開前?臍帯クランプ後?
ICU主催:研修医Drに向けた循環勉強会