TEE勉強会 担当:Y先生
「ASD、AVSD」
Case1
・症例: 51歳 女性
・心電図: Af, complete RBBB, 左軸偏位
・所見まとめ
・二次孔欠損型ASD
・二ヶ所の欠損 50mmと30mm
・大きい欠損孔・・線維性のフィラメントで3つにわかれている
・小さい欠損孔・・RUPVの開口部の尾側に位置
・3Dでは数と大きさ、正確な位置が特定できた
・経皮的ASD閉鎖術の適応にはならなかった
・ASDについて
・疫学:先天性心疾患の8%(最も多い)
・分類
①ostium primum(15%)
・合併:cleft MV, subaortic stenosis, atrioventricular canal defects
②ostium secundum(75%)
・合併:mitral prolapse
③sinus venosus(10%)
・合併:partial anomalous pulmonary venous drainage (RUPV to RA)
④unroofed coronary sinus(1%)
・合併:partial anomalous pulmonary venous drainage, Left SVC
・ASD closureについてACC/AHA 2008ガイドラインの紹介
・Percutaneous Closure
・アンプラッツァーデバイス(2006~)
・適応
・二次孔欠損
・欠損孔の径が 38mm を超えない。
・欠損縁からCS、房室弁およびRUPVまでの距離が5mm 以上
・ブレイク
「金環日食について」
Case 2
・症例:23歳男性
・主訴:mild dyspnea when exercising
・所見まとめ
・partial AVSD
・MV cleft (AML)
・PML:only 2 scallops
・TV:MVと同じレベルに
・unwedged Aorta
→左室流出路の変形“goose neck deformity”
・AVSD(Atrioventricular septal defect)について
・成因:心内膜床の発達障害
・21 trisomyに多く合併
・分類
①complete: ASD
②partial : ASD
・まとめ
・ASDの分類と成因
・4つのタイプの画像所見
・経皮的ASD閉鎖術に3D TEEは有効
・AVSDの分類