2012年2月13日月曜日

開心術後のNOMI


ICU勉強会 担当:K先生

「ICUフィードバック」

・外科術後→胸痛→PCI→腹痛→perforation
・心外手術後にSDH
・リンパ管腫にピシバニール局注。
→透過性亢進作用あり。
→熱発、炎症反応↑

開心術後のNOMIについて調べてきました。

・頻度は0.2%~2%程度。予後は悪い。
・腹膜刺激徴候がない腹痛がある場合に疑う。
・末梢循環不全が契機となる?
・皮膚大理石文様(ある報告では全例にあったと)
・代謝性アシドーシス、Lac上昇
・診断&治療は?
→SMA造影でspasmのサイン
→PGE1 500ugを30分で投与。
→腹膜刺激徴候が出現するようならば開腹へ。
・小腸~脾彎曲あたりまで虚血リスク。
・リスクファクターは?
→不整脈、HD、MI後、心不全、血管収縮薬の使用など。
・全身低還流→血液再分布→交感神経の過剰興奮→spasm
・腹痛の性質は?
→性質が一定でない。
→腹部膨満、下血、下痢、嘔気嘔吐が症状である場合も。
・腸切除後も残存虚血リスク高い。
→70%で再開腹になったという報告も。
・塩酸パパベリンSMA動注も効果あり。
→PGE1と比較したstudyは見つからず。。。。。


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