ICU勉強会 担当:T先生
「ICUフィードバック」
・Aorta術後のSDH、seizure
・TAAA切迫破裂→緊急下行置換
・LVOT狭窄→解除術
・左室自由壁破裂
など。
「虚血性心疾患に対する抗血小板薬」
・アスピリンについて
・バイアスピリン:腸吸収、薬品相互作用が少ない。
・バファリン:炭酸Mg含む。胃には優しい。薬品相互作用が多い。
・JAMIS study
→アスピリンの長期投与についてのstudy
→心筋梗塞再発予防にアスピリンの効果を示した。
・第一世代ステント(CYPHER)・・・無期限アスピリン内服
・チエノピリジン系について
・チクロピジン(パナルジン):TTP、無顆粒球症など合併症リスクあり。
・クロピトグレル(プラビックス):パナルジンより合併症が少ない。
・ガイドラインより
→CYPHER:術後3ヶ月のクロピトグレルorチクロピジン
→TAXUS:術後6カ月
・ステント血栓症について
・早期:30日以内、遅発:30-1年以内、超遅発:1年以降(VLST)
・DES:内膜に覆われにくいため血栓リスク高い。
→強力な抗血小板両方が必要。
・外科手術前に抗血小板薬を中止してよいか?
→血小板寿命は7-10日、そのくらいに抗血小板薬を中止する。
・Lancetの論文
→ステント留置1年後に抗血小板薬を中止した。
→ステント血栓症多発。
・ステント血栓症の頻度は2%だけど、死亡率は20-30%。
・AHAのガイドライン
→DES後の人は周術期もアスピリンは継続する。
→ope後可及的速やかにチエノピリジン系を再開すべし。