1月症例フィードバックカンファレンス 担当:S先生
トピックス症例の振り返り&ディスカッション
・脳外科手術の症例
→抜管前、意識レベル微妙、自発呼吸はしっかり。
→抜管。
→確認のため頭部CTへ。
→CT室で痙攣(呼吸は維持されていた)。
→硬膜下air。
・呼吸器外科のdifficult airway
→喉頭蓋まで遠く、声門が前方にあるタイプ。
→喉頭鏡が届かない、持ち上がらない。
→AWSでTube exchanger挿管
→これをガイドに37Fr DLT挿管成功。
・頸椎術後の心臓外科手術、挿管困難だった。
→AWSで喉頭蓋を持ち上げられない。
→結局fiber挿管。
→TEEも入らず。epicardial echoに。
・単心房+単心室+両大血管右室起始症、Glenn術後の方の婦人科手術。
→等比重脊麻でバイタル安定。SpO2も変わらず。
・無脾症候群について
→心合併症、腸回転異常(イレウス起こしやすい)、感染症リスク高い。
・トランサミンでアナフィラキシー
・下痢→脱水→右室内血栓→PE→PCPS→緊急ope
・小児の腎動脈再建術
→多発性動脈狭窄症という概念
・緊急帝王切開、腰麻が入らず全身麻酔に
→緊急じゃなければ座位を試したかも。。。。
・Septic shock+DIC+AKI+相対的副腎不全のイレウス。
→維持が大変でした。
→open abdomenの管理について。
・甲状腺腫瘍の圧迫による気道狭窄、緊急挿管依頼。
→気管内に腫瘍内へと通じる瘻孔あり。
→fiber挿管したが、声門を越えると行く先が二手に。。。
→片方は正しい気管、片方は腫瘍内。
→間違えずに無事挿管できた。
・前置胎盤+癒着胎盤
→epiカテ挿入後、caudal block
→尿管ステント挿入。
→透視下に両側総腸骨動脈にバルンカテ留置。
→全身麻酔にて帝王切開開始。
→臍帯切断後、総腸骨動脈バルンをインフレート。
→出血少なく手術できた。
・緊急できた癒着胎盤
→大量出血。
→胎盤残して閉腹へ。
麻酔科グラム染色コーナー