2012年2月8日水曜日

1月ふりかえり

1月症例フィードバックカンファレンス  担当:S先生

トピックス症例の振り返り&ディスカッション

・脳外科手術の症例
   →抜管前、意識レベル微妙、自発呼吸はしっかり。
   →抜管。
   →確認のため頭部CTへ。
   →CT室で痙攣(呼吸は維持されていた)。
   →硬膜下air。
・呼吸器外科のdifficult airway
   →喉頭蓋まで遠く、声門が前方にあるタイプ。
   →喉頭鏡が届かない、持ち上がらない。
   →AWSでTube exchanger挿管
   →これをガイドに37Fr DLT挿管成功。
・頸椎術後の心臓外科手術、挿管困難だった。
    →AWSで喉頭蓋を持ち上げられない。
   →結局fiber挿管。
   →TEEも入らず。epicardial echoに。
・単心房+単心室+両大血管右室起始症、Glenn術後の方の婦人科手術。
    →等比重脊麻でバイタル安定。SpO2も変わらず。
  ・無脾症候群について
    →心合併症、腸回転異常(イレウス起こしやすい)、感染症リスク高い。
・トランサミンでアナフィラキシー
・下痢→脱水→右室内血栓→PE→PCPS→緊急ope
・小児の腎動脈再建術
   →多発性動脈狭窄症という概念
・緊急帝王切開、腰麻が入らず全身麻酔に
   →緊急じゃなければ座位を試したかも。。。。
・Septic shock+DIC+AKI+相対的副腎不全のイレウス。
   →維持が大変でした。
   →open abdomenの管理について。
・甲状腺腫瘍の圧迫による気道狭窄、緊急挿管依頼。
   →気管内に腫瘍内へと通じる瘻孔あり。
   →fiber挿管したが、声門を越えると行く先が二手に。。。
   →片方は正しい気管、片方は腫瘍内。
   →間違えずに無事挿管できた。
・前置胎盤+癒着胎盤
   →epiカテ挿入後、caudal block
   →尿管ステント挿入。
   →透視下に両側総腸骨動脈にバルンカテ留置。
   →全身麻酔にて帝王切開開始。
   →臍帯切断後、総腸骨動脈バルンをインフレート。 
    →出血少なく手術できた。
・緊急できた癒着胎盤
   →大量出血。
   →胎盤残して閉腹へ。



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