ICU勉強会 担当:I先生
「chylopericardium」
・chylothorax:乳び胸
・chyloperitoneum:乳び腹水
・chylopericardium:乳び心膜
・chyle:乳び
→50%以上の人:胸管1本、左静脈角に合流
→胸管2本、右静脈角に合流する人も
→39%以上で胸管2,3本
→胸管結さつ失敗する可能性が高い
・chylo~に共通の症状
→低栄養、免疫不全、代謝異常
・chylo”pericardium”
→心タンポ、心外膜炎(→収縮性心膜炎)
→治療しないとhigh motarity rate
・chylopericardium
・1次性<<2次性
→心外傷、オペ(特にCHD)、先天性リンパ管症、
radiation後、鎖骨下静脈塞栓、感染(TB)、
縦隔悪性腫瘍(lymphoma、メタ)、急性膵炎、、、
・成人心臓術後合併症としては珍しい
→AVR、CABG、tlansplantation
・診断
・TG>500mg/dL
・Chole/TG<1
・感染negative、cytologyでリンパ球優位
・リンパ管造影、リンパ管シンチ(+CT)
・治療
・制限食(脂肪0、中鎖脂肪酸はOK?!)、TPN
→半数は数週間で治る(食事再開で再発多い)
・タンポ、心外膜炎、massive(500mL/day×5days)
→aggressive に(心嚢ドレーン、全身管理)
・Surgicalに治す場合
→保存的治療1-2wで改善傾向ない場合、低栄養激しいとき
・心膜開窓、胸管結さつ(VATS)
・心嚢―腹腔バイパス
・内科的治療
・サンドスタチン(ソマトスタチンアナログ)
→消化管のDcellから分泌
・消化管の栄養吸収や運動抑制
・消化液そのものの減少?
・胸管平滑筋を収縮させるため胸管流量減少?
・フィブロガミンP(第13因子製剤)
・適応
・先天性第13因子欠乏による出血傾向
・第13因子低下に伴う縫合不全・漏こう
→胸管損傷部の修復促進?
・lymphangiography
・インジゴカルミンでリンパ管を同定後リピオドールを注入
・そもそもは損傷部位の同定目的だったが…
→リピオドールが損傷部位を塞栓する?!
・保存的治療抵抗性の乳び疾患9人に対するリンパ管造影
→8/9人で治ったとの報告
10月から研修を始めたF先生。頑張ってください。