麻酔科勉強会 担当:U先生
「腎交感神経アブレーション」
・高血圧
・10-20mmHg毎に心血管死亡率2倍
・脳血管障害・心筋梗塞・心不全・腎不全のRISKが劇的に増大
・およそ半数でしか降圧管理目標に到達していない
・有病率高い
→2000年有病率 約25%の成人
→2025年までには約30%の成人
・特に開発途上国
・治療抵抗性高血圧について
→大半は本態性高血圧
→実は二次性が隠れているcaseも。
・腎の神経支配について
・輸出・輸入細動脈を含めた全ての腎臓血管
→交感神経線維によって支配されている
・交感神経刺激受容器としての腎臓(旧来)
→交感神経賦活臓器としての腎臓
・腎交感神経繊維アブレーションについて
・症例報告
・59歳男性
・7種類の降圧薬 161/107mmHg
・アブレーション1ヶ月後141/90mmHg
・12ヶ月後127/81mmHg
→遠心性腎交感神経NEスピルオーバー(実質的放出量)↓↓
→直接傷害されていない全身のNEスピルオーバーも↓↓
→全身への遠心性交感神経活動も低下?
・腎臓の神経支配
・Th10-L2
・神経線維は腎血管の外膜に埋もれている
・腎交感神経繊維アブレーション
・両側腎動脈内にカテーテル挿入
・5-8W・約2分/回で焼灼。
・血管内皮細胞は傷害されず外膜に侵入する腎神経束は有効に焼灼。
・治療時間は平均38分。
・治療中は痛みが続くとか・・・
・デバイスの紹介
・You Tubeに紹介映像ありました。
・現状
・日本不整脈学会・インターベンション治療学会
高血圧学会の合同委員会発足
・適応、予測因子など議論中
・交感神経活動指標 アイソトープ 日本では・・・