初期研修医勉強会 担当:M先生
「硬膜外麻酔の合併症」
・硬膜外麻酔
・硬膜を通して作用するので緩徐。
・術後も持続投与が可能となる。
・ストレスホルモンの上昇や免疫機能の上昇
・呼吸器合併症やイレウスの発生率の低下
・早期離床が可能
・合併症
・血管穿刺:2.8%
・硬膜穿破:2.5%
・背部痛:2.0%
・低血圧:1.8%
・全脊髄くも膜麻酔、中毒:0.2%
・硬膜下注入、一過性神経麻痺:0.1%
・硬膜外血腫:1/150000
・低血圧
・交感神経の遮断により起こる。
・抗精神薬服用者はリスクファクター。
・α受容体の遮断による。
・高血圧
・三環系抗鬱薬、MAO阻害剤
→神経終末でのカテコラミン再取り込み阻害による。
・非選択的β blockerはα受容体を優位にする。
・極めて稀な副作用
・持続勃起
→泌尿器科手術などでは手術中止の適応となる。
・持続勃起に対する対応
・Ketamine投与0.5mg/kg(+Physostigmine~1.5mg)、
→NMDA受容体を刺激して交感神経を活性化。
・ベンゾジアゼピン投与(5~10mg)
・S2-S4のブロック
・冷却生食による浣腸