2013年2月13日水曜日

法医学の世界

麻酔科勉強会  担当:S先生

「法医学の世界」

・法医学ーforensic medicine
・医学→基礎医学
   →応用医学→臨床医学
        →衛生学
        →法医学→基礎法医学
            →応用法医学
・基礎法医学
  →血液型学、血清学、法医中毒学、法医病理学
   法医組織学、法医解剖学、犯罪学、心理学など。
・応用法医学
  →法律上の実際問題、犯罪捜査など。
・死亡診断書・死体検案書
  →原死因から直接死因に至る経過を
   考えられる傷病・病態の因果関係を整理して、
   できる限り医学的に正確に人の死を診断するもの。
・解剖の種類
  ・病理解剖
    ・病死の死因、治療評価
    ・担当は病理医、管轄は厚生労働省
    ・死体解剖保存法
  ・行政解剖
    ・異状死体の死因究明
    ・担当は監察医、管轄は地方自治体
    ・死体解剖保存法
  ・承諾解剖
    ・異状死体の死因究明
    ・担当は法医学者、担当は地方自治体
    ・死体解剖保存法
  ・司法解剖
    ・犯罪関連。
    ・担当は法医学者、担当は法務省
    ・刑事訴訟法
    ・強制力あり
・監察医が行政解剖を実施している都道府県
  →東京都、大阪市、神戸市、(と名古屋市と神奈川県)
  →実際稼働しているのは東京都と神戸市。
・死亡解剖は裁判所命令。
・“鑑定処分許可状”と“鑑定嘱託書”
  ・嘱託事項とは、
    1.死因
    2.自他殺の別
    3.死亡推定日時及び死後経過時間
    4.損傷の部位及び程度
    5.成傷器の種別及び成傷方法
    6.疾病の有無
    7.劇毒物摂取の有無
    8.血中アルコール濃度
    9.胃内容物と食後経過時間
   10.血液型
   11.その他参考事項
・解剖は平均4時間程度かかる。
  ・2時間20分で終了したケースも。
     →白骨死体だった。
  ・12時間かかったケースも。
     →損傷が多い他殺死体だった。
     →損傷部位を詳細に記録しなければならない。

・災害時、トリアージ黒は必ず存在する。
・東日本大震災における災害時死体検案支援の紹介。