2012年9月6日木曜日

セボフルランvsプロポフォール

初期研修医勉強会  担当:I先生


「セボフルランvsプロポフォール」


・吸入麻酔薬
  →吸入させることで肺胞から血中に拡散
  →中枢神経などに運搬
  →脂肪や筋肉組織にも運ばれ定常状態に
・定常状態とは
  →吸入濃度=肺胞濃度=血中濃度=組織濃度
・血液/ガス分配係数
  →小さいほど調節性が良い
・吸入麻酔薬の作用
  ・意識消失
  ・不動化(MAC)
  ・高次精神機能低下
  ・自律神経反射抑制
  ・筋弛緩や鎮痛効果はない
  ・MAC(Minium alveolar concentration)
・MACとは皮膚切開時に50%の人が体動しない1気圧での最少肺胞濃度
・MACawake:意識喪失に必要な麻酔薬の量
  →通常は0.33MAC
・平衡状態
  ・肺胞、血液、脳の吸入麻酔薬分圧は等しくなっている
    →肺胞濃度は脳での分圧を反映
    →では肺胞濃度を規定する因子は?
・肺胞濃度
  ・吸入濃度は、到達する肺胞濃度とその到達速度に影響を及ぼす
  ・吸入濃度が高いと、FA/FI比の上昇が速くなる
  ・肺胞換気量も濃度規定に関与
・肺胞から血中へ
  ・取り込み量={λ×Q×(PAーPV)}/大気圧で規定
    ・λ(血液/ガス分配係数)が大きくなる
      →多くの麻酔薬が取り込まれる
      →FA/FI比の低下を招く
    ・Q(心拍出量)が大きくなる
      →肺血流量は増加
      →多くの麻酔薬が肺胞から運ばれてしまいFA/FIは低下
・セボフルラン
  ・気管支拡張作用
  ・心筋保護作用
  ・副作用として悪性高熱症、肝機能異常、悪心嘔吐、頭痛、悪寒

・静脈麻酔薬の作用
  ・プロポフォール
    →GABA-Areceptor作動薬
    →Cl-channelを開口
    →神経細胞の過分極をもたらし活動抑制
  ・ケタミン
    →NMDAreceptorでグルタミン酸と拮抗し興奮性電動を抑制
・コンパートメントモデルのお話
・プロポフォール
  ・鎮静作用はあるが、筋弛緩作用はない
  ・作用発現が速い
  ・呼吸抑制作用は強い
  ・血管痛
  ・血管拡張、動脈圧の低下
  ・個体差が大きい
  ・体内蓄積が少ない
  ・制吐作用

ブレイク
「ベルギーに住んでました。」

・論文など