2012年8月22日水曜日

陰圧性肺水腫

ICU勉強会   担当:K先生

「陰圧性肺水腫」

・周術期の肺水腫の鑑別
  ・非心原性
    ・陰圧性
    ・アナフィラキシー
    ・急性肺傷害
    ・水の分布異常
    ・神経原性
  ・心原性
    ・左心不全
・疫学
  ・全身麻酔を受けた患者の1/1000
  ・抜管後・・・74%
    ・喉頭痙攣
    ・挿管チューブを噛んでる場合
    ・During initial airway management, 26%
    ・頭頸部癌 72%
    ・Ludwig’s angina, 14%
    ・喉頭痙攣 14%
・病態生理
  ・胸腔内に強力な陰圧が発生
   →右心系への静脈灌流増加
   →胸腔内血液量の増加
   →肺血管の透過性亢進
   →閉塞の解除により水分が再分布
・治療
  ・呼吸管理
    ・適切な呼吸管理
    ・十分な酸素化
    ・必要あればPEEP
    ・重篤なら挿管管理
  ・薬物
    ・利尿薬、吸入β
・適切な呼吸管理を行えば12-48時間で改善するはず。