「麻酔科勉強会」 担当:W先生
「肥満と麻酔」
・各国別の肥満者の割合
・男女別肥満者の割合
・男性:30.4%
・女性:21.1%
・BMIとObesity Class分類
・肥満を来す疾患いろいろ
・麻酔管理上の問題点
・気道管理
・体位
・酸素化
・循環管理
・術後疼痛管理
・術後悪心・嘔吐
・創感染
・深部静脈血栓症
・教科書的には
・頚部が太く短い
・舌が大きい
・咽頭軟部組織が厚い
→喉頭展開・挿管が困難
・BMIとMallampati分類
・仰臥位、肩枕使用、sniffing position
・BMIは挿管困難の指標とはならなかった
・Mallampati分類ハイスコアが潜在的な挿管困難の指標か
・喉頭展開と挿管の難易度は相関しない
・30°半側臥位、sniffing position
→Mallampati分類 3以上が挿管困難の独立したリスク因子だが、
特異度・陽性的中率は共に低い(62%, 29%)
・エコーでの気道評価
・皮膚〜気管前壁の軟部組織の厚さを評価
・声帯レベルの気管前面の軟部組織の厚さ
・頚部周囲長
→挿管困難の指標
・sniffing vs ramped position
・肥満と酸素化
・肺活量・深吸気量・予備呼気量・機能的残気量が減少
・Closing volumeの増加
→酸素飽和度の急激な低下
・CPAP+PEEPや、head up/reverse Trendelenbergが酸素化に有効。