2012年7月18日水曜日

非心臓手術を受ける心疾患患者の麻酔管理

麻酔科勉強会  担当:Y先生

「非心臓手術を受ける心疾患患者の麻酔管理」

・周術期心合併症リスクの患者因子
  ・Revised Cardiac Risk Index(RCRI)
    1.手術手技
    2.虚血性心疾患の既往
    3.うっ血性心不全の既往
    4.脳血管病変の既往
    5.インスリン使用している糖尿病
    6.腎機能低下(血清Cr値>2.0 mg/dl)
・運動予備能(Metabolic equivalents)の評価
  ・METs(Metabolic equivalents)
・周術期心合併症リスクの手術因子
  1.高リスク手術(心血管合併症リスク5%以上)
  2.中リスク手術(心血管合併症リスク5%以下)
  3.低リスク手術(心血管合併症リスク1%以下)
・術前評価のアルゴリズム(Stepwise Approach)
  ・Active cardiac condition
    ・不安定冠症候群 
    ・非代償性心不全(NYHA Ⅳ)
    ・重症不整脈
    ・重症弁疾患
  →待機的手術は中止・延期、検査・治療を優先する。
・術前の非侵襲検査(運動負荷心電図)
  ・トレッドミルなど
・非心臓手術前の冠動脈再灌流(CABG, PCI)
・心筋梗塞後の待機的非心臓手術
  ・2002ガイドライン
    →MI後の待機的手術は4~6週間空けるのが妥当。
  ・2007ガイドライン
    →発症1か月以内の心筋梗塞は、高リスク因子
    →この時期は、虚血の評価・治療を優先すべき。
・PCI・抗血小板療法と手術
・POBA、BMS、DESについて
・薬物療法など