・本体
・本体は電子回路とリチウム電池、および収納ケースから成る。
・前胸部皮下に埋め込まれる。
→成長が見込まれる小児の場合は腹部のケースも。
・収納ケースは缶詰と同じ意味で缶canと呼ばれる。
・リード
・タイン・スクリュー
・デバイスの種類
・PM:徐脈
・ICD:致死性不整脈
・CRTP:心不全
・CRTD:致死性不整脈+心不全
・体外式ペースメーカー
・一時的にペーシングを入れる機器
・設定変更も簡易的にできるが細かい設定はできない
・電池寿命:500時間程度(DDD70ppm設定 5V出力)
・電池指示灯点灯:約36時間
・交換時:30秒間のバックアップペース
・PM
・日本語では「徐脈治療器」
・原則的に徐脈に対して植込み
→洞不全症候群、AVBなど
・脈拍が設定以下になると刺激
・ICD
・植込み型除細動器
・致死性不整脈に対して治療(ATP or Shock)を行う。
・ILR
・植込型心電用ループレコーダ
・長期的に心電図の記録を行う
・Brady・Asystole・ Tachycardia の記録を行うことができる。
・モード
・NBGコード
→アルファベットであらわされる国際ペースメーカコード
・トラブルシューティング
・ペーシング不全とセンシング不全
・ペーシングを行っているにも関わらず心筋が反応しない
→ペーシングスパイクのみで、QRS波が無い。
→徐脈になる可能性あり!
・患者サイド
・刺激閾値の上昇(薬剤による一過性の上昇など)
→食事,服薬,代謝等も関係
・VW分類Ic群:ペーシング閾値上昇の可能性
Ⅲ群:除細動閾値を上昇させる可能性あり!!
・リードサイド
・電極の離脱・位置ズレ
・破損
・接続の外れ
・アンダーセンシング
・自己脈(P波・QRS波)を見逃している
・自己収縮波が出ているにもかかわらず、ペーシングしている
・R on TによるVfの可能性
・不要なペーシングにより電池消耗も早まる
・原因
・患者サイド
・センシング閾値の変化
・リードサイド
・電極の離脱・位置ズレ
・損傷
・接続外れ
・ペースメーカサイド
・感度設定値が高すぎる(感度が鈍すぎる )
・電池消耗
・オーバーセンシング
・QRS波が出ていないのにペーシングが抑制
→徐脈になる可能性
・原因
・患者サイド
・筋電位
・EMI(電磁干渉)
・リードサイド
・被膜損傷
・ペースメーカサイド
・感度設定値が低すぎる(感度が鋭すぎる )
・術中設定変更
・固定モード(AOO・VOO・DOO)の選択
・センシングをせず、設定Rateでペーシングのみ
・長所:ノイズなどの外部刺激が入っても
ペーシングが抑制されない
・短所:自己脈が出ていてもペーシングが入る
→Spike on Tが発生する可能性あり
・自己脈チェック・設定変更は麻酔導入後!
・覚醒時、自己脈が確認できても、
麻酔導入後にRateの変動が起こる可能性あり
・設定解除は抜管前!
・抜管の刺激で期外収縮が起こる可能性あり
・Spike on Tを防ぐため、先に変更する
・ICD・CRTDの治療機能は術中はOFFに設定
・電気メスのノイズを頻脈と誤認識してしまうと、
不適切にショックが放出される危険性がある
→VT・VFが発生しても治療されない。
・パッド装着部位
1.心臓を挟む位置
2.植込み型デバイスから8cm離す
・まず、患者の自己脈チェック(麻酔導入後)
・自己脈でもRate・血圧が維持できる場合
・Mode:DDIやVVIなどのバックアップモード
・Rate:自己脈より低い設定
・自己脈がでないor血圧が維持できない場合
・Mode:DOOやVOOなどの固定モード
・Rate:自己脈より高い設定
田中竜馬Drが当院GICUを訪問されました。